個人差はありますが、生後1ヶ月の赤ちゃんは出生時の体重から約1kg〜2kgほど増え、身長は約5cm〜7cmほど伸びると言われています。
皮膚もしっかりして、顔つきも新生児から乳幼児へ成長していきます。
泣き声も力強くなり、手足もバタバタと元気に動くようになってきます。
とはいえ、まだまだ小さくふにゃふにゃしている赤ちゃんは、親御様にとってさまざまな不安要素を抱えていると思います。
「きちんと体重が増えているかわからない」「ちゃんと成長しているかわからない」「泣いてばかりだけれど、何か病気があるのではないか」など、育児の不安はぜひ健診の際にご相談ください。
1ヶ月健診で診察する内容について
1ヶ月健診は、赤ちゃんが産まれて初めて受ける健康診断です。
1ヶ月健診では大きく3つのポイントを診察して、赤ちゃんの健康や成長に問題がないかをチェックしていきます。
まず1つ目が、体重がきちんと増えているか。
2つ目は、原始反射があるかどうか。
そして最後に、先天性の病気がないかどうかです。
まずは問診と身体測定を行い、ビタミンK2シロップの投与、診察、子育てに関する相談などを行います。
生後1ヶ月の身長・体重目安
男の子:身長50.9~59.6cm / 体重3.5~6.0kg
女の子:身長50.0~58.4cm / 体重3.4~5.5kg
成長のスピードには個人差はありますが、出生時から身長が約5cm、体重が約1kg増えていれば順調に発育していると考えて良いでしょう。
赤ちゃんならではの原始反射を確認
「原始反射」とは、お腹の中にいる時期や新生児期から生まれつき備わっている反射的な動作を言います。
多くの反射は成長に伴い消失していくため、この時期にしか見られない貴重で愛らしい仕草でもあります。
手のひらに触れるとギュッと手を握る把握反射、物音や刺激に対して驚いたように手を広げるモロー反射、何かが口に触れると吸うような動作をする吸啜反射などがきちんと行われているかを確認してみましょう。
こうした原始反射は、生命維持や体の発達に深く関わっているとされています。
新生児の生存に必要な動作をサポートするものですが、成長するに連れて少しずつ反射ではなく、意図した動作に変わっていきます。
1ヶ月健診の費用について
赤ちゃんの1ヶ月健診は、他の健診と違い保険診療外の自己負担となります。
自治体によっては、費用の助成制度を設けている所もありますので、事前に確認することをおすすめします。
詳細な費用はクリニックによって異なりますが、大体5000円~1万円ほどを目安に設定されていることが多いです。
1ヶ月健診は、出産した産院で行うケースもあります。
小児科併設の産院で出産をされた場合などは、退院前に一ヶ月健診を受けられるかどうか相談してみてもいいかもしれません。
また、健診の費用について、わからないことや気になることがある場合は、医療機関や自治体まで連絡するようにしましょう。
公費負担制度については、自治体の公式ホームページに情報が記載されていることもありますので確認してみるようにしましょう。
【生後1ヶ月】赤ちゃんの頭の歪みを予防しましょう
生まれたばかりの赤ちゃんは頭蓋骨がいくつかのパーツに分かれているため、ずっと同じ向きで同じ部分が床に触れていると、形が崩れてしまうことがあります。
赤ちゃんの負担にならない程度に頭の向きを変えてあげるなど、工夫をして頭の歪みを予防してあげましょう。
向き癖がある場合には、抱っこや授乳の際に反対方向を向くようにすることで改善できる可能性があります。
昔は、頭の形が悪くなるのを防ぐためにうつ伏せにしていたという話もありますが、首の座っていない赤ちゃんをうつ伏せに寝かせることは窒息など非常に大きなリスクがありますので行わないようにしましょう。
医院情報
「大濠こどもクリニック」は、大濠公園のすぐ隣にある小児クリニックです。
小児科の総合診療科のような立ち位置で、多くの方の「かかりつけ医」として、お子様の健康を支えることに貢献してきました。
お子様がリラックスして過ごせる明るい院内で、お子様と親御様としっかり信頼関係を築いた上での治療を提供いたします。
乳幼児検診や予防接種、そのほかお子様の体調不良や体・心の発育に関して気になること、ご心配なことがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。
◆クリニック名
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◆所在地
〒810-0052
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TEL:092-739-8650
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