予防接種

お子様たちの健康と命を守りたい 感染症リスクを遠ざける予防接種

お子様たちを感染症から守る予防接種には、B型肝炎やヒブ、百日咳、日本脳炎など公費負担による定期接種に加え、
おたふく風邪、髄膜炎菌といった任意接種があります。
一方、その種類は多岐にわたるため、接種スケジュールの管理、あるいは任意接種のものを受ける必要性があるのかなど、
その煩雑さや疑問に頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。
予防接種の目的からスケジュール、気をつけるべきポイントについて、牛ノ濱(うしのはま)先生に、詳しくお聞きしました。

【Q】赤ちゃんはいつから予防接種を受けるべきですか?

【A】
ケースバイケースではありますが、必要に応じて生まれたその日から予防接種をすることもあります。
例えばお母さんがB型肝炎ウイルス検査でHBs抗原陽性だった場合、感染を予防するために産後早期に予防接種を行います。
制度としては、ロタウイルスワクチンは生後6週間後からすることができますが、おおむね生後2ヵ月頃から始めることが多いです。
公費で賄える定期接種については、受診のタイミングを逃してしまうと自費診療になってしまうため、スケジュールを管理しておく必要があります。
お子様の予防接種は13歳頃までに一通り終わりますが、女性に限っては高校1年生頃まで接種できる子宮頸がんワクチンが最後の定期接種になります。

【Q】そもそもなぜ予防接種は必要なのでしょうか?

【A】
重篤な後遺症などのリスクが高い感染症への罹患を防ぐために、予防接種は非常に重要です。
そうした個人を守るという目的のほか、集団を守るという考え方もあります。
予防接種をしていないお子様、あるいは体質や病気などで予防接種ができないお子様たちを感染させないためには、周囲が病気にならないことが大切です。
ただし接種後に意識を失ったり、嘔吐やじんましんがあったり、アナフィラキシーショックが起きた際には注意が必要です。
発熱に関しては本人に元気があればおおむね大丈夫です。
副作用を気にして接種をためらう親御さんもいらっしゃるかと思いますが、病気からお子様を守るためには可能な限り接種することをお勧めします。

【Q】任意接種と定期接種の2種類の予防接種があると聞きました。

【A】
予防接種には公費負担の定期接種と、自費の任意接種があります。
基本的に定期接種のものはすべて受けていただきますが、A型肝炎、髄膜炎菌、狂犬病といった任意接種に関しては、海外への渡航予定があるなど、ライフスタイルに応じて接種したほうが良いでしょう。
しかし任意接種のうち、おたふく風邪に関しては 接種を推奨していますし、自治体によっては一部公費負担となるところも。
おたふく風邪にかかるとごくまれに難聴の後遺症が残ることがあります。
言葉を覚える段階での難聴は避けられるのであれば避けたいもの。任意接種だから受けなくてもいいと簡単に判断せず、何のために受けるのかを理解した上で判断していただければと思います。

【Q】持病がある場合は接種時期なども変わるのでしょうか?

【A】
中には、以前予防接種でアナフィラキシーショックを起こしたり、免疫不全を持っていたりして、予防接種自体を受けられないケースはあるものの、持病によって接種できない、タイミングを変更しなければならないということはありません。
私の専門は心疾患なのですが、心臓病のお子様は感染症に起因する高熱やインフルエンザによる心筋の炎症などのリスクのほうが怖いので、むしろ予防接種は積極的に受けるべきだと考えています。
もちろん注意して接種する必要はありますが、心不全で特殊な治療を受けているお子様の場合であったとしても、急なトラブルに対応できるような医療機関を選んで予防接種を受けるようにしましょう。

【Q】積極的に受診していただくための工夫を教えてください。

【A】
「大濠こどもクリニック」では、一人ひとりの予防接種スケジュールをまとめて管理しています。受診の際には次の接種時期を伝えることで、予防接種の抜け漏れを防ぐのです。
また患者様とはスマートフォンのアプリを使ってコミュニケーションを図れるようにしているので、急な体調不良も気軽に相談できる環境を整えています。
病気の種類によって予防接種を受けるまでに空けなければならない期間が違うため、自己判断はしてはいけないです。
発熱しているからといって必ずしも予防接種ができないというわけではないので、まずはかかりつけ医に聞いてみることをお勧めします。
4~5種の予防接種を一度に行うこともできますから、スケジュールに関してもまずはご相談を。

ドクターからのメッセージ 牛ノ濱 大也院長 

2020年10月からロタウイルスのワクチンが公費負担になったように、時代ごとに変化していくのが予防接種です。
正しい情報をできるだけ理解して、間違った情報に振り回されないようにしなければなりません。
そして定期接種だから、任意接種だからと判断しないこと。お子様は小学校入学前に免疫が低下してくることがわかっています。
お子様を感染から守るためにも、例えば百日咳やポリオに関しては、その時期に追加接種を検討してもよいでしょう。
予防接種は優しさです。自分のお子様はもちろん、隣の人を守るため、ひいては多くの人を守るためにも、できるだけ積極的に接種するように考えてみてはいかがでしょうか。

ご持参いただくもの

予防接種では、次のものを忘れずにお持ちください。

  • 予防接種予診票(接種券)
  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 乳幼児医療証
  • 現金等(任意接種の場合は支払いが発生します)
  • おむつや着替え、ミルク

など

お子様が安心できるもの等を準備してあげるようにすると良いでしょう。

予約制について

「大濠こどもクリニック」は、基本的に完全予約制となっております。
ワクチンを受けたいタイミングや日程を事前にご連絡いただき、確実に用意した上で受けていただけるように準備いたします。

詳しいことについては、当院医師やスタッフまでお問い合わせください。

ワクチン接種目安時期

ワクチン接種目安時期

ワクチンは、生後2ヶ月ごろからデビューする方が多いようです。
「ワクチンスケジュール」もありますので、お子様それぞれに合ったスケジュールでしっかりと受けていくようにしましょう。

ワクチンで予防できないものもありますが、できる予防は確実にワクチンを受けておくことで健康な生活を送ることができます。

「大濠こどもクリニック」で行っている予防接種一覧

  • インフルエンザ予防接種
  • B型肝炎ワクチン
  • ロタウイルスワクチン
  • ヒブワクチン
  • 小児用肺炎球菌ワクチン
  • 四種混合ワクチン
  • 二種混合ワクチン
  • BCGワクチン
  • MRワクチン
  • 水ぼうそうワクチン
  • 日本脳炎ワクチン

など

これらのワクチンについては事前にご予約をいただくことで受けていただけます。
まずは、お気軽にご相談ください。

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0927398650 お問い合わせ