
うしのはま先生のコラム
6.7ヶ月健診の内容はどんなものか解説します
生後6ヶ月から7ヶ月になると、さまざまな成長が見られるようになります。
これまでの月齢は「ねんねスタイル」ばかりでしたが、この時期になると「お座り」や「ずり這い」といった新しい動作が増えてきます。
また、感情を表現できるようになるため、怒ったり笑ったり怖がったりといろいろな表情を見せてくれるようになるでしょう。
今回は、6.7ヶ月で受診する健診の内容についてご紹介します。
離乳食や発育のお悩み、疑問がありましたらぜひ健診の機会にご相談くださいね。
6.7ヶ月健診で診察する内容について
6.7ヶ月健診では、ミルクの量や離乳食の進み具合、排尿・排泄に問題がないか、ママやパパの呼びかけに反応するかなどを確認していきます。
身体測定では、目安身長や体重と比較して極端に平均から外れている場合は必要な栄養指導を行います。
6.7ヶ月の身長、体重の目安は以下の通りです。
・生後6ヶ月 身長・体重の目安
男の子/身長63.6~72.1cm 体重6.44~9.57kg
女の子/身長61.7~70.4cm 体重6.06~9.05kg
・生後7ヶ月 身長・体重の目安
男の子/身長66.3~73.6cm 体重6.73~9.87kg
女の子/身長63.1~71.9cm 体重6.32~9.37kg
お座りができるか、離乳食は進んでいるかを確認します
生後半年を過ぎると、少しずつお座りをする姿が見られるようになります。
はじめのうちはぐらぐら、ゆらゆらしながら、一生懸命座ろうとしますが前のめりになったり、ひっくり返ったりしてしまいます。
そして、少しずつ安定して座れるようになってくると、座ってものを掴んだり手を叩いたりする仕草が出てきます。
お座りがしっかりできると、離乳食も食べやすくなるでしょう。
初めは10倍がゆや野菜のペーストから始め、少しずつ粒や食材の形を大きくしながら、いろいろなものを食べられるようになりましょう。
食物アレルギーなど、離乳食を進める中で不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
6.7ヶ月健診でよくある質問内容
6.7ヶ月健診では、離乳食の進み具合やずり這い、ハイハイ、つかまり立ちがなかなかできないというお悩み、夜泣きなどのご相談が多
くあります。
ずり這いやハイハイは、個人差があるため「なかなかできない」「成長が遅いのではないかと心配」というお悩みを抱えている親御様もいらっしゃいます。
上手にできなくても、ハイハイをしようとしたり、立ちあがろうとしたりする姿が見られる場合はきちんと成長していますのでご安心ください。
また、離乳食に関しては、あまり興味を示さない(まだミルクや母乳の方が好き)という赤ちゃんもいますので、焦らずゆっくり進めていくようにしましょう。
【生後6.7ヶ月】「ハンカチテスト」をしてみましょう
ハンカチテストとは仰向けに寝かせた赤ちゃんの顔に薄いハンカチを乗せて、赤ちゃんが自分の手で払い除けることができるかを確かめるというものです。
生後半年未満の赤ちゃんは、払い除けるという動作はまだできません。
顔にかかっているものを認識して、手で掴んで払い除けるという仕草は、知能が発達しているからこそできることなのです。
ものを認識すること、掴むことは、これから先の手を使う動作や掴まり立ちに欠かせない能力なので、ハンカチテストがなかなかクリアできないという場合には、医師に相談して検査を受けてみることをおすすめします。
もちろん赤ちゃんの成長には個人差があるので、一度できなかったからといってナーバスに考えるのではなく、何度か取り組んでみてくださいね。
医院情報
「大濠こどもクリニック」は、大濠公園のすぐ隣にある小児クリニックです。
小児科の総合診療科のような立ち位置で、多くの方の「かかりつけ医」として、お子様の健康を支えることに貢献してきました。
お子様がリラックスして過ごせる明るい院内で、お子様と親御様としっかり信頼関係を築いた上での治療を提供いたします。
乳幼児検診や予防接種、そのほかお子様の体調不良や体・心の発育に関して気になること、ご心配なことがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。
◆クリニック名
大濠こどもクリニック
◆所在地
〒810-0052
福岡市中央区大濠1丁目3番5号 サンリッチ大濠2F
TEL:092-739-8650
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