ドクターズインタビュー

福岡市にある「大濠こどもクリニック」は、
小児循環器、特に心臓に関する専門医としてこれまでに多くのお子様の健康をサポートしてきました。
今回は、院長の牛ノ濱先生に小児科医を目指したきっかけや心がけていることなどについてお聞きしました。

幼い頃の経験が小児科医になる決め手
お子様の役に立ちたいという強い気持ち

【Q】小児心臓疾患の専門医になられたきっかけを教えてください

先生が小児科医を目指したきっかけを教えてください

【A】
私が在学中、師事していた教授や准教授が素晴らしい先生達で、そんな先生方のもとでスキルを磨いていく中で、重症患者(急性疾患や救急対応)の対応の経験を積むことができました。
また、大学病院時代では、手先が器用なこともあって心臓疾患治療への適性があるとアドバイスをいただき、小児循環器の分野に足を踏み入れました。
そこからお子様たちの先天性心疾患の治療に携わり、特に不整脈の症状があるお子様に対しては、カテーテルを心臓に通し不整脈発生部位に熱を加えて根本的な治療を施す、カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)に取り組んできました。
当時は、循環器が今で言うところの総合診療科のような立場だったこともあり、その道を志すようになったんです。

【Q】先生は現在でも福岡市立こども病院で診察されているとか?

【A】
そうですね、平成8年から「福岡市立こども病院」で、約20年間小児科(循環器)の医師として経験を積みました。
現在も毎週月曜日は、福岡市立こども病院で診察を担当しています。
私自身のスキルや知見をブラッシュアップすることはもちろん、近隣のお子様の健康の維持と心臓病をもつお子様、心臓病が疑われるお子様の「かかりつけ医」として認知していただけると嬉しいですね。

お子様が元気かどうかが大切
少しでも異変を感じたら受診しましょう

【Q】来られる患者様の特徴や最近増えてきた症状を教えてください

来られる患者様の特徴や最近増えてきた症状を教えてください

【A】
「大濠こどもクリニック」は、全体の2割が心臓疾患の患者様です。
「かかりつけ医」として、定期検診や心臓の状態を把握するための検査、薬の処方などを行なっています。
また、一般小児科やアレルギー外来などで来られる方、予防接種で来られる方も多いため、本当に様々な方が当院にきてくださっています。

なお、当院では一般小児科の診療に来られた方でも、全身のチェックを行うことで心臓疾患がないかどうかの確認を行うようにしています。

【Q】患者様と接する上で気をつけていることを教えてください

【A】
できるだけ、十分な説明を行うようにしています。
患者様によっては時間がかかり、待ち時間が長くなってしまうこともありますが、医師として説明を尽くすことは必要であると考えています。

また、成人になっても当院に来てくださっている方はおられますが、心臓疾患という病気の性質上、命に関わるお話をする機会もあります。
そのため、そういった込み入った話もちゃんとできる間柄として、信頼関係を築き上げることは意識しています。

【Q】先生が診療する上で大切にしていることを教えてください

【A】
やはり、丁寧な診察を行うことですね。
特に、心臓疾患を持つ方に対しては、将来の生活までを一緒に考えていく必要があると思っているので、親御さんへの寄り添いも必要であると考えています。

また、患者様は重症心臓疾患をお持ちでも社会人や親になられる方は多くいます。
そのため、長期的なサポートができる環境を整えたり毎回の治療を丁寧にするよう、心がけています。

オリジナルアプリをフル活用
お子様の健康と成長を支えたいという思い

オリジナルアプリを作られたとお聞きしました

「大濠こどもクリニック」のオリジナルアプリを作りました。
これは、お子様が体調不良を起こした時のメモや写真、動画をアップして保存することができるため、医師とご家族が共有することができます。

当院は、小児かかりつけ診療としての立ち位置を大切にしているため、この情報をもとに判断を行うことも可能です。
また、他の病院を受診されたとしても、その時の情報や処方箋を撮影しておくことも可能です。

これからも改善を続け、最終的には母子手帳のようなアプリができれば良いなと考えつつ、ブラッシュアップを続けています。

最後に、受診を検討しておられる方へメッセージをお願いします

最後に、受診を検討しておられる方へメッセージをお願いします。

「大濠こどもクリニック」は、お子様の総合診療科として「かかりつけ医」として多くの方の健康を支えてまいりました。
親御さんにとってお子様の健康は常に願うものですが、日々の体調変化や思いがけないトラブルで体調を崩したり不安になることもあると思います。

そういった場合には、まず受診するようにしてください。
言葉にできないような不安でも、「こんなことを聞いていいのかな」と思うような疑問でも、ご自身の中で解決しようとしたり留めることはよくありません。
当院で診察させていただき、治療できることや解決できることは全力でサポートしますが、難しいと判断した場合には責任を持って専門医をご紹介させていただきます。

まずはお気軽に、ご相談ください。スタッフ一同、お待ちしております。

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