
うしのはま先生のコラム
9.10ヶ月健診を受ける親御様へ
生後9ヶ月、10ヶ月になると、赤ちゃんは自分で立ったり座ってひとり遊びができるようになったりと、さまざまな成長を見せてくれるようになります。
明確な単語はまだ難しいですが、唇や舌を使って音を発したり「マンマ」「タータ」など赤ちゃんなりに言葉を使って意思表示をしてくれます。
また、離乳食も完了期に入り、食べられるものも増えて、もしかすると好き嫌いがわかってくるかもしれません。
9.10ヶ月の赤ちゃんの平均身長・体重は以下の通りです。
生後9ヶ月の身長・体重の目安
男の子/身長67.4~76.2cm 体重7.2~10.4kg
女の子/身長65.5~74.5cm 体重6.7~9.9kg
生後10ヶ月の身長・体重の目安
男の子/身長68.4~77.4cm 体重7.3~10.6kg
女の子/身長66.5~75.6cm 体重6.9~10.1kg
9.10ヶ月健診で診察する内容について
9.10ヶ月健診では、これまで同様の身体測定に加えて「粗大運動」「微細運動」「言語」の検査が増えます。
粗大運動とは全身を大きく使う動きのことで、つかまり立ちをして5秒以上立てるかどうか、一人で座る、立つという動作ができるかなどがポイントです。
次に微細運動です。微細運動とは、手や指を使って細かい動作が行えるかをチェックしていきます。
積み木も持ち上げて積めるか、親指を使って小さなものをつまむことができるか、右手に持ったものを左手に持ち替えることができるか、という点を確認します。
最後に言語のチェックです。
言語と言っても、まだ明確な言語やコミュニケーションは難しいので、チェックされるのは難語が出ているかどうかです。
「ぱ」「だ」「ま」などの発音ができるかどうかがポイントです。
1歳へ向けて、いろいろな成長が見られる時期です
生まれたばかりの頃と比べて、できることがたくさん増えてきた時期です。
活動範囲も広く、人を見分ける力もあります。
また、何にでも興味を持ち、いろいろなものを触ったり口に運んだりするでしょう。
この時期の赤ちゃんは、体格や運動に個人差が出やすいため、周りと比べて大きい、小さい、甘えん坊、などいろいろな違いや成長が見えてきます。
健診で問題を指摘されない個人差は、全て赤ちゃんの個性として捉えましょう。
ミルクや母乳から離乳食がメインになってくる時期でもあるため、栄養が問題無く摂れているか不安な場合は栄養指導を受けることもおすすめです。
9.10ヶ月健診でよくある質問内容
そろそろ栄養補給を離乳食メインに切り替えていく時期ということもあり、フォローアップミルクの取り入れ方や卒乳についての質問が多く見られます。
また、離乳食がなかなか進まない、食べムラがある、アレルギーが心配など、食事に関する疑問も増えてくるでしょう。
お子様の離乳食の様子に合わせてフォローアップミルクを使うか、ミルクと離乳食のバランスをどのように調整するか、アドバイスを行いますのでお気軽にご相談ください。
赤ちゃんによっていろいろな差が生まれてくる時期でもあるため、周囲のおともだちと比べてできるできないが気になってしまうこともあるかもしれませんが、お子様の個性の一つとしてあまりネガティブに考えないようにしましょう。
【生後9.10ヶ月】パラシュート反射はみられますか?
パラシュート反射とは、赤ちゃんの両脇を抱えてうつ伏せで水平の状態を保ち、赤ちゃんの頭を急に下げると両手を広げて体を支えようとする反射のことです。
パラシュート反射ができると、一人で立ったり伝い歩きができたりするサインだと言われています。
パラシュート反射ができることで、転んだときにも手をついて体を守るようになります。
多くの赤ちゃんは10ヶ月ごろになるとできるようになりますが、できなかったからといって焦って練習する必要はありません。
実際に、健診で上手にできなかったとしてもそれが理由で精密検査や再検査になるケースはあまり多くありませんのでご安心ください。
医院情報
「大濠こどもクリニック」は、大濠公園のすぐ隣にある小児クリニックです。
小児科の総合診療科のような立ち位置で、多くの方の「かかりつけ医」として、お子様の健康を支えることに貢献してきました。
お子様がリラックスして過ごせる明るい院内で、お子様と親御様としっかり信頼関係を築いた上での治療を提供いたします。
乳幼児検診や予防接種、そのほかお子様の体調不良や体・心の発育に関して気になること、ご心配なことがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。
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