
うしのはま先生のコラム
子どものメタボを防ぐために、家庭でできること

小児メタボは、それ自体が病気ではないため、お薬で改善できるものではありません。
病院に通って改善に取り組んだとしても、普段の生活が不規則・不摂生では意味がなくなってしまいます。
メタボの改善や予防の中心は、家庭です。
「子どもの肥満を改善するために気をつけるべきことを知りたい」「小児メタボを予防するために、家族にできることはないか」
今回はそんな疑問を抱える親御様に向けた内容です。
生活のリズムを見直しましょう
夜更かししがちなお子様は、そうでないお子様に比べて肥満のリスクが高いという話をご存じでしょうか。
また、朝食を抜くお子様が太りやすい体質になってしまう可能性が高いという話もあります。
こうした生活リズムは、肥満リスクだけでなく健康にも直結する重要な部分です。
体を作るのは普段の生活の積み重ねです。
お子様が健康な状態で成長していけるようにするためには、ご家庭で生活リズムを整えてあげることが必要不可欠なのです。
バランスの良い食事を心がけましょう

小児メタボの大きな原因は、普段の食生活にあるといっても過言ではありません。
脂っこい食事に偏っている、炭水化物ばかりになっている、野菜を食べない、外食の頻度が多い、夜遅くまで食べているなど、ご家庭によってさまざまな改善ポイントがあるでしょう。
まずはこうした改善ポイントを明確にして、家族で「ここを見直そう」と話し合うことをおすすめします。
毎日3食しっかり食べること、バランスの良い食事内容を意識すること、間食は取りすぎないようにすること、これだけでも立派な健康への第一歩です。
体を動かす習慣を持たせてあげることも大切です
現代人は、年齢に関わらず運動不足の傾向にあると言われています。
近年は、感染症の問題や異常な暑さなどもあり、なかなか外で思いっきり遊べない!というお子様も多いことでしょう。
とはいえ、ずっと家でダラダラしていては、体力も低下しますし、体が鈍って太りやすくなってしまいます。
あまり運動の習慣がないお子様は、いきなりハードなスポーツは難しいかもしれませんが、人が少なく涼しい時間帯に散歩をしたり、外出時は一駅分歩くようにしたりと、できる範囲から体を動かすことを習慣付けていくことをおすすめします。
間食や食べ過ぎのリスクを呼びかけましょう
ある程度の年齢になったお子様には、肥満の健康リスクについて理解できるよう説明することも大切です。
肥満が高血圧や脂質異常、糖尿病といった病気につながること。
肥満リスクを抱えている状態は、動脈硬化を引き起こしやすく、最悪の場合、命に関わる病気を発症する可能性があること。
運動機能の低下は、日常生活にも大きな支障を起こしかねないこと。
脅かす必要はありませんが、こうしたリスクをきちんと話すことで、お子様自身が自発的に生活改善に取り組み、健康な状態を維持していくよう意識づけていきましょう。
小さなお子様の場合は、難しい内容を伝えてもピンとこないかもしれませんが「お菓子ばかりでは大きくなれないよ」「ご飯をしっかり食べたら元気になるよ!」と、分かる範囲で食育を取り入れることも大切です。
生活習慣病は、家族で取り組む問題と認識しましょう
小児メタボをはじめとする生活習慣病は、決して罹患している本人だけの問題ではありません。
特にお子様の肥満問題は、家族で真剣に考え、改善に取り組んでいく必要があります。
お子様が健康を取り戻すためには、親御様の協力が必要不可欠です。
普段の食生活の見直し、運動の習慣付けなど、生活状況から課題を明確にして、できることから改善していきましょう。
どのように取り組めばいいかわからない、という場合には、ぜひ私たちにもご相談いただけたらと思います。
お子様の健やかな成長のために、当院でもしっかりサポートを行わせていただきます。
大濠こどもクリニックについて
「大濠こどもクリニック」は、大濠公園のすぐ隣にある小児クリニックです。
小児科の総合診療科のような立ち位置で、多くの方の「かかりつけ医」として、お子様の健康を支えることに貢献してきました。
お子様がリラックスして過ごせる明るい院内で、お子様と親御様としっかり信頼関係を築いた上での治療を提供いたします。
乳幼児検診や予防接種、そのほかお子様の体調不良や体・心の発育に関して気になること、ご心配なことがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。





